CKCUP2007 37th

シャンパンシャワー

気持ちの良い秋晴れとなった10月某日、恒例のCKカップがシティカートにて行われました。今回注目はチャンピオンクラスに昇格した真弓さんの走りと、最大のライバルdddが不在な事による耐久の成績。「dddが居ないならTommy'sと合わせて表彰台独占も行けるか!?」と期待したのも束の間、ひさびさ復活のかみかみ氏がwhiteさんの代わりに全日本カーターけんぞ〜氏と現役レーサー三浦君を引き連れて参戦。結局厳しいレースには変わりないのか……

相変わらず素敵ボイスのZUPPY(誕生日間近w)をMCとしてCKカップスタート。チャレンジクラスにはモジャ、リ〜マン、渉、そして前回からなし崩しに風来に混ざってる(笑)桂さんがエントリー。直前のフェスティカでだいぶいい走りを見せたリ〜マンが好調を維持できるかがポイントか。あとチャンピオンクラスの優勝もしてるかみかみ氏が何故かこっちにエントリーしてるのが謎(笑)

アタックでは湿度や路面及びマシンコンディションが良いのか風来を含め参加者全員がかなりの好タイムをマーク、期せずしてハイレベルな争いとなりわずかなミスが大きく順位に影響する展開に。

結果はモジャが弱点であるマシン即応能力に泣き下位に沈み、渉、リ〜マンは普段よりかなりシュアな走りができていたがそれぞれ7位・8位と惜しくも入賞を逃す。そして桂さんが堂々3位表彰台を獲得、いつもカートオフに来てくれている五十里さん(新米パパw)が2位となった。

チャンピオンクラスでは重冨&奥村に優勝ハンデが付いている事で「勝ち目あり」と目を光らせるFatalが。新進気鋭の真弓や、FJデビューが決まり気合の入っている清重さんの追撃をどうかわすか。

奥村はハンデに気負いすぎたか普段のキレがなく、ハンデを加算せずとももう一歩なタイムに。重冨は相変わらず強烈な走りを見せ、0.3秒という重いハンデ付きにも関わらず3位まであと0.018秒と迫る。真弓とFatalはB組、C組で同じマシンを使用するローテーションとなり、擬似的に直接対決の様相。体重ハンデの量が違うため後から走るFatalが真弓と同タイムを出せれば必然的に勝ちとなるガチバトル。まず1本目は真弓が先行し0.3秒のタイム差を付けるが、これでようやくハンデ込みの同タイム。2本目、3本目は絶対タイムでFatalが上回り、この時点でFatalは表彰台を確信。あとはTomyLeeさん、清重さんがどこまで迫るかだったが、見事逃げ切りFatalが優勝。表彰台になんて上れないと思ってとっとと着替えてしまった前回と違い、きちんとレーシングスーツのまま表彰式まで待機してた(笑)

耐久の組分けではwithかなめ、withとおる共に前半に割り振られバックヤードがやや忙しくなる。また、別チームで「とおる」という名のチームが居て若干混乱。知ってたらwithこずえにでも変えたのに。

グリッドとスタートドライバーはwithかなめが5番グリッド、奥村。withとおるが4番グリッド、桂さんという形でスタート。スタート直後の混乱をうまく抜けられず奥村が4位に甘んじたまましばらく時間が過ぎてしまう。3位に居た初心者チームのドライバーが奇妙かつ強引なブロックラインを取り、傍目にもイラついているのがわかるが規定周回数を満たさない事にはピットインのサインも出すことができずやきもきする。

事件は(※)周目に発生。何度目かの強引なブロックでコース外に押し出された奥村のあおりを食って桂さんも7コーナーのあたりから5コーナー手前に飛び出してしまう。あわててスピンターンした所にマシンが接触。あとでわかった事だがここでキャブ付近のパーツが変形、スロットルが戻らなくなってしまう。

そしてついにコントロールを失った桂さんのマシンがシケイン手前の壁に突っ込んでしまう。慌てて駆け寄ったFatalの目に映ったのはシートに座ったまま“イナバウアー”状態となり目を見開く桂さんの姿。「まさか意識が!?」と一瞬寒気が走るが「動けない……」というか細い声を聞き若干安心。スポンジバリアと金網に引っかかったマシンを抜き出すのにやや難儀したが、幸い怪我もなく無事救出する事ができた。

レースは一旦赤旗中断となるが、風来旅団withとおるには代替マシンが与えられスタートからやり直す事に。主催者の中山オーナーから安全なレースを心がけるよう通達がされた後再スタート。

再開されたレースではまたも奥村が抜きあぐねる隙にトップの4号車が半周ほど逃げてしまうが、一旦2位に浮上した後はつかず離れずでほぼ1周弱差のままレースが展開される。またwithとおるに割り当てられた代替マシンの3号車は非常に調子の良いマシンでこちらも良いペース。練習走行の成果か各員非常に安定した走りを見せ見事前半ヒートを3位でゴール。withかなめは2位。そしてトップはというと、プロレーサー三浦君が快走を見せ立て続けにコースレコードを更新!!“鬼ALAN”こと迫さんが持っていたレコードをなんと0.2秒も更新する脅威の走りで前半1位となる。

後半は前半と比較してチーム間の力量差が近かったせいかドッグファイトの殆ど見られない静かなレース展開に。コースレコードをたたき出したマシンと同じマシンを駆ることとなった重冨さんのタイムに注目が集まるが、コースコンディションからそこまでタイムは伸びず。しかし前回優勝ハンデの13秒ストップをものともせず後半ヒート1位に。

当然ながら非常に微妙な周回数となり、ドキドキしながら待った総合成績では前半の3チームがそのまま表彰台、つまり風来旅団全員が表彰台に乗るという快挙を達成!!!チーム結成以来の“夢”がまたひとつ現実となり大騒ぎする一同。桂さんの怪我も無かったことで遠慮なく喜ぶことができた。

その日の夜はFatal家でF1観戦しながらの酒盛り。ノリックの訃報という残念なニュースで若干気持ちが落ち込んだものの、この上ない美酒を堪能してCKカップの幕を閉じることができた。

次回は今年の最終戦。勝利に浮かれることなく一層の底上げをしていきたいと誓う一同であった。