CKカップ 31st@CITYKART レースリポート

クラッシュの瞬間

前日に激しい夕立がありコンディションが心配されましたが、当日は日差しがややキツいものの湿気も少なく快適な一日。風来旅団はいつものメンバーでCKカップに挑みます!

昼過ぎにCKに集合しまずは軽く練習走行とお昼ご飯。恒例のたこ焼きを調理し始めるが、ここでFatalにアクシデント発生。たこ焼き鉄板の上で熱く煮えたぎった油を浴びてしまい、火傷を負ってしまう。……と言ってもほんの指先でカートの操作には支障ないレベル。痛いけど。

14時。前回すっぽかされた(笑)ZUPPYの素敵な声でCKカップの開始が告げられまずはチャレンジクラスがスタート。運さえ良ければ優勝も視野なモジャ、特訓の成果が期待されるリ〜マン、ブランクが気になるwataru三者三様のタイムアタックが開始されます。
そのチャレンジクラス、今回ドタキャンが相次いだらしく参加者は12名と普段の約半分。「この人数で入賞できなかったら祝勝会はそいつの奢りね」なんて冗談も飛ぶが、有力選手は残ったままなので上位独占は厳しいか。実際のタイムを見ても、前回準優勝の清重さんが順調に好タイムを出す一方、風来の3人はくじ運も悪くイマイチなタイムが並び2本目終了時点の中間発表で既に入賞は難しい雰囲気が漂う。3本目で巻き返しを図るが、やはり当たり号車を引けなかったモジャの7位が最高位という結果に。リ〜マンは特訓の成果が発揮されたか1週間前とは打って変わった走りを見せるが、タイムには結びつかず残念な結果に。後のチャンピオンクラスでFatalも自身の手応えの割にはタイムが伸びずにいたので、やはり今年のコースは重量の影響が大きい模様。2人で顔を見合わせ減量を決意する(笑)

チャンピオンクラスでは優勝候補筆頭の重冨さんが所用で不参加という連絡が入り風来メンバーにチャンス到来かと思われたが、わいてぃ・川田の両トップガンは練習不足が懸念されそこまでのポジションが狙えるか微妙な感じ。すると残る奥村隊長に期待が懸るのだが、前回準優勝のハンディ0.1秒が重く圧し掛かる。とはいえ、何やら最近絶好調な雰囲気で十分期待できそうだと思っていたらいきなり1本目のアタックで37.020秒というスーパーラップを叩き出す!
その走りにはオーラすら漂っており、目の前を走っていたFatalも思わずビビッて避けてしまう勢い。こりゃ今日は邪魔しちゃ拙いと思い、2本目のアタックも隊長より前の位置だったので1周目でスローダウンし先行してもらう事に。一方の2名は心配していた通り練習不足が露呈、パッとしないタイムでアタックを終えてしまう。

チャレンジクラスが少ない人数で進行が早かったため、普段なら夕暮れの時間帯にスタートする耐久レースがこの日はまだ日が高く、前半ヒートの方がやや有利かとも思われたが結果を見る限り後半との差は無かった模様。風来旅団はくじ引きの結果“withかなめ”が前半、“withとおる”が後半ヒートに。withかなめは前回優勝しているので11秒のハンディが加算されるが、それを避けるためにメンバーを組み替える事を考えたものの「11秒は腕で埋まる範囲」という結論に達し前回と同メンバーでエントリーする事に。しかし車両抽選で微妙な6号車を引いてしまい、ハンディ以上の苦戦が予想された。

そしてレース開始、スタートドライバーは奥村隊長。この日反則級に速かった1号車を引いたくりちゃZUけと、殆どレーシングチームという反則級のメンバーを揃えるT-SPORTにどこまで喰らい付いて行けるかという展開になるかと思われたが、4周目の最終コーナーで奥村隊長の前方で2〜3台のマシンが絡み、ふらついたマシンに押し出される形でホームストレートのスポンジバリアに突っ込んでしまう。幸い本人に怪我も、走行に支障のあるような車体のダメージも無くレースは続行されるがこの時点で半周遅れ。最初のピットインでクラッシュの際曲がってしまったフロントカウルの補修をし、ピットアウトする頃にはトップから1周差がついてしまう。
その後は川田が1回だけハーフスピンを喫してしまった以外は全員順調に走行するが、結局最初の遅れを取り戻せず前半ヒート4位、総合7位と言う結果に。残念。

後半ヒートの車両抽選ではそこそこの4号車と2番グリッドをゲット。ポールポジションが初参加のチームで、スタートも上手くないであろうという予想から普段は加速力の関係で辞退してるFatalが(たまには)スタートドライバーを務めることに。
スタート直後、予想通り1コーナーの頭を押さえることができたFatalだったがすぐ後ろに馬鹿みたいに速い1号車が迫る。だが、車に大きな差があるのが解りきってはいても現在のトップは間違いなく俺。「そう簡単に抜かせる訳にはいかねぇぜ!」と思ったのも束の間、横から思いっきり突っ込まれハーフスピン。明らかにわざとな、ちょっと酷い突っ込まれ方だったので俺にしては珍しく激高し「ふざけんなこの(検閲削除)野郎待ちやがれ!!!」とメットの中で叫ぶもののマシンの戦闘力の差は如何ともし難くそのまま逃げられてしまう(´Д`)
少し気持ちを落ち付けた頃、すぐ後ろに馬鹿みたいに速いKENZO@dddが迫るがやはり遠慮することは無いポジションなので「そう簡単に(略)」としばらく頑張るが、先ほどの(検閲削除)ドライバーと違い百戦錬磨のKENZO氏、やや強引だが「ちっきしょう、流石にやるなぁ」という感じで抜かれてしまう。
そしてまたしばらくした後、すぐ後ろに一番遅い車のはずなのに何故か馬鹿みたいに速い重冨さんが迫る。やはり遠慮(略)頑張るがバックストレートから綺麗にクロスラインで抜かれてしまう。

こんな感じでキモカッコイイ……じゃなかった、怖くて楽しい第1スティントが終了。レースはその後dddがマシンの差を撥ね返しトップに立ち、ぶっちぎりで優勝。風来旅団withとおるは特にミス無く走行できたものの、結果はヒート4位、総合8位という位置でした。

そして表彰式。大量のトロフィーをゲットした前回と打って変わり、チャレンジ、耐久はグダグダなのがこの時点で確定していたため注目は奥村隊長の個人成績のみ。途中のタイムを見る限り最低でも2位は確実かと思われたが……結果は見事優勝!!チャレンジクラス優勝から3年越しで挑んだ、念願のチャンピオンクラス初優勝。表彰台の上ではしゃぎまくるだけでなくうっすらと涙も見える……次回は是非重冨さんも負かしちゃいましょう!

戦いすんで日が暮れて。奥村さんの祝勝会という名目でサンデーサンに行った筈が、クラッシュシーンのビデオ映像鑑賞やコース攻略談義に明け暮れる。つくづくカート馬鹿だなぁ、うちら(笑)