レーシングカート部活動記第8回@フェスティカ

ランデブー

春の嵐が吹き荒れた2日前とは打って変わり穏やかな陽気となった春分の日。CKカップの疲れもやや残るなか、カート2台を持ち込みバリバリ走ります。

2台、と書きましたが本来は1台の予定でした。いや、2台の予定が1台に変更になったんだけどやっぱり2台、みたいな。ごうはらさんや梵天氏にYAMAHAを使ってもらおうと準備していたのが仕事などで風来メンバーだけの参加となり、じゃTOPKART1台だけでいいか、とBEMAXにキャンセルの連絡をした……つもりが前日に「YAMAHA復活!明日はよろしく」というメールが。……もうトランポに積んじゃいましたか。まぁあればあったで使いますかという事で2台体制での練習走行となりました。YAMAHAはごうはらさん達に譲ることが決まっているので最後のご奉公となりますでしょうか。

そのYAMAHA、リヤ周りを一新しまともに走ってくれるかと思いきやいきなりチェーン脱落。直してもしばらくしたらまた脱落。折角直したのにやっぱり駄目なのかー!?と心配したが、よくよくチェックしてみるとチェーンがわずかに曲がっている。これか!と交換すると以降は元気に走ってくれ一安心。しかしYAMAHAからTOPKARTに乗り継ぐとあまりの旋回性能の違いからTOPKARTの限界が分からなくなり逆に怖いという意見が大勢を占め、午後にはかなり稼働率が低くなるYAMAHA。早く引き取ってくださいw>ごうはらさん

当日は路面温度は高く、でも気温はそこまで高くなくとタイムアタックには絶好の機会。車も前回ニュータイヤにしたばかりで好タイムが期待できそうと思っていたら奥村隊長が32.8秒をマーク!小野尾さんからも「体がTOPKART仕様になってきましたね!」と高評価。

ところでこの日は“道具”の重要性を再認識した日でもありました。タイヤを入れ替えたのは前回なのですが超寒冷ツルツル路面+トラブルで走行時間些少だったためほぼ新品のレベル。走りなれたフェスティカで存分に体験したニュータイヤは「曲がるぅぅううう〜!」……だったんですが、午後になってからだんだんと「曲がらねぇぇぇええ〜!」に。素敵タイヤがウンコタイヤに変貌していく様を体験できました(笑)

もうひとつ面白かったのがリヤの剛性。午後、Fatalが走行中に右のサイドボックス付近からガタガタと異音が出てピットインしたんですが、その際リヤシャフトのベアリングホルダーが緩んでるのを発見。小野尾さんに指摘すると「これは剛性を落とすためにわざとやってます。でもいい機会なんでちょっと締めてみましょうか。」と言いながらチョチョイと締める。走り出すとコーナー一発目で違いが体感できる。ブレーキを踏んだ時の挙動は若干ナーバスになったが、姿勢を作ってから立ち上がりまでが全然違う。イニシャルDの最初の方で文太がハチロクのセッティングを弄り「アクセルオンでどアンダー……今はそういう足だ」と言ってたシーンが脳裏に浮かびました。前述のタイヤのタレと相殺されたのかタイム的には伸びなかったのですがこっちの方が好感触。モジャさんも「今まで全開で抜けられなかった最終コーナーが、挙動が分かりやすくなったおかげで踏めるようになった。」とコメント。普段Birelのクソ硬いレンタル用シャシーに乗り慣れてるので、風来の面子には硬めのセッティングの方が乗りやすいのかも。

そんな感じでかなり愉快な一日だったんですが残念な事態が一つ。周囲を全く見ない上に見えても無視する、譲らないなどかなりマズーな初心者が一台居たんですが体重軽いこともあってそこそこのペースで走っててかなり抜き辛かった、そのカートをモジャさんが彼を抜く際後ろから来たミッションカートと軽く(本当に軽く)接触してしまい左リヤのホイールが割れてしまいました。……割れたと気がついたのは実は片付けの時で、午後いっぱいずっと誰も気付かず乗ってしまいました。よって先の原因も推測でしかありません。接触でクラック→走行でダメージ蓄積、という感じでしょうか。幸い空気圧の低下なども最後まで起こしておらず、変な振動などもなかったのでマシンの他の場所にダメージは無さそうですが気をつけないとな、と思った出来事でした。さて、これを機にマグホイールでも買っちゃうかな(笑)

(写真は例によって風来旅団のサイトに掲載中。)