軽・ダート耐久走行会@オートランド千葉 レポート

接戦、熱戦!!

オーマスポーツカークラブさん主催のダートレースに行ってきました。参加者はFatal、モジャ、古田、そして先週のKartoffで「俺漏れも」と言ってきて急遽参加の重冨さん。

去年から参加しているホンダロデオさんのダートもそうですが、風来旅団自動車部はダート車両を所持していないため車をレンタルできると言うのが参加に当たっての大きなポイントとなります。というか貸してくれないと参加できません(笑)ので当然今回もレンタル車両での参戦です。

朝、ガソリン携行缶に給油したりしつつ9時に現地入り。予想以上の人の多さにびっくりしながらも受付を済ませ車両を借り、まずは練習走行。様子見を兼ねてトップバッターは重冨さんに出陣“させ”ます(笑)

練習時間は1時間なので15分弱で交代し、その後Fatal、モジャ、古田の順に乗車。ラスト近くで転倒車両が出たため赤旗中止となりましたが概ね順調に練習走行を消化。野沢と比較しての感想は、スピードレンジは低いがタイヤの違いからか若干コントロールしづらい。コース幅が狭くブラインドコーナーも多い上台数も多いので神経を使う、と言った所。コーナーを抜けた先でスタックして止まっていた車両に2度ほど突っ込みかけて冷や汗をかきましたがそれ以外に関しては比較的余裕を持ってドライブでき本戦へのやる気が高まります。

練習走行直後に3台ずつ、1周だけのワンアタックという形式の予選がスタート。うちのチームからは重冨さんをアタッカーに任命。「早めに行ったほうがいいかな?」との事で3台目に並び初っ端からアタック開始……のはずが先頭車両がいきなり横転して赤旗中断。幸い大したこと無かったようで車両撤去後すぐ予選再開し、重冨さんのタイムは1分4秒台で、25台中11位という結果。上位を改造車クラスが占めている事を考えれば上出来かと。

お昼休みを挟んでいよいよ本戦。スタートはローリングスタート形式なので予選に引き続き経験重視で重冨さんにスタートドライバーをお願いすることとする。予想通りスタートは大混乱で見ているこっちも思わず「すげぇー!」と声が出てしまう。

重冨さんは若干順位を落としつつも順調に走りきりFatalにドライバーチェンジ。朝からの晴天で気温はかなり高く、運転席に座っているだけで体のいたる所から汗が吹き出てくる。走行中も前の車が立てる土煙がひどくインフィールドでは殆ど視界ゼロの場所も。さらに皆のアグレッシブな走行により路面もどんどん削られバンプが酷くなり、WRCばりにジャンプしまくる車の挙動を押さえつけるだけで一苦労。それでもどうにか接触もクラッシュもせず20分を走りきり、横転車両が出て赤旗中断の隙にモジャさんにチェンジ。

しばらく気が抜けるな、と汗だくの体をクールダウンさせながらのんきに猫の写真なんか撮っていると「ゼッケン59、横転」というアナウンスが、ってうちの車じゃん!後で話を聞いたら再スタートの密集地帯の中、前車とブレーキのタイミングが合わずバンプに突っ込みイン側を土手に乗り上げ“コロン”といったらしい。

幸いドライバーにも車にも大したダメージはなかったものの、エンジンが掛からず再スタートできなくなってしまう。ブースターケーブルを繋いでもセルが回らず、一瞬リタイヤを覚悟したが他の電装系は生きてる様子だったので押し掛けをチャレンジしてみる事に。

パドックに車を向け、車に勢いをつけクラッチを繋ぐ。手ごたえが無い……駄目か……いやもう一度!押す、押す、クラッチ!……また駄目か……?キュボッ、キュボッ……ボボボボボボ「掛かった!よーっしゃ!!」

そのまま古田さんにドライバー交代しレース復帰。その古田さん、普段“勢いが足りない”と言われているのを過度に気にしたか勢い良すぎ、つか暴走寸前。特に、黄旗が振られる脇をバインバイン跳ねながらかっ飛んで行く様には一同笑いを堪え切れずw

そしてドライバーは再度重冨さんに。相変わらずそつなく走るなぁ、と思いながら10分少々が経過し、そろそろ交代の準備をするか、とFatalがヘルメットをかぶ……あれ?59号車戻ってこないよ?重冨さんが事故るとは考えにくいし、赤旗も出ずにレースが進行してるって事はどこかでエンストでもしてコース外に車を停めたか?と思いマーシャルに確認するとやはり1コース奥で止まっているとの事。セルが回らなければコース上からの再スタートは無理だろうし、レース進行に影響が無い位置なら赤旗→牽引もしてくれなさそう。やきもきしながら30分以上待ってみたが復帰は無理そうなのでこのままリタイヤという事に。

残念な結果に終わってしまった今回のレースですが、イベント自体は非常に楽しく、またエントリーフィーも車両レンタル込みで4万円と格安。リタイヤによる心残りも含めて次回もまた参加しようと誓う風来メンバーなのでした。