ブリヂストンカップ Round 12@アップルフォーミュラランド

アップルフォーミュラランドのレポートです。

12月11日に行われたブリヂストンカップ、Fatalの車関係としては今年最後のイベント。
今回は古田さんと、風来旅団への正式加入が決まった吉川君との3人で参戦です。
愛車デミオ常磐道を桜土浦ICまでかっ飛ばし、
3ヶ月前に古田さんが担ぎ込まれた東京医大霞ヶ浦病院を横目に見ながらアップルに到着。

今回エントリーは9人。小学生コンビやかるがも一家など強豪の常連が見当たらず、
表彰台を狙うチャンスか!?と心に火がつきます。
ドライバーズミーティング、車両抽選を経てまずは15分のフリー走行
最近外れの車ばかり引いてたので今回のはどうかな……っとまずまずの様子。
日が暮れて気温も下がり、路面もタイヤも冷え切ってたため念入りにタイヤを温めながら、
前回講習型Kartoffで指摘されたステアリング操作を念頭に置き
レースの準備というよりあくまで練習を重視しながらフリー走行をこなしていきます。

フリー走行の後、間髪入れずに予選開始。
前述の通り日没後の冷え込みが厳しく2〜3分待ってるだけでタイヤが冷めるため、
アタック順が早い方が有利と思われたんですがFatalはばっちり最後の方(´Д`)
案の定インラップ+1周だけではタイヤを温めきれず、
フリー走行時と比較して0.5秒落ちのタイムしか出せず5位という予選結果。
前回の事故からだいぶ恐怖感は減ってきたという古田さん、そうは言うものの8位。
そして吉川君がなんと3位に食い込みます。

吉川君の表彰台に期待が掛かる中、ほんの少し休憩を挟み本戦へ。
ピットアウト後仮グリッドにつき、フォーメーションラップを廻った後
スタートシグナル代わりの日の丸国旗(何故?)が振られレーススタート!!
例によって1コーナーで混雑したものの、大きな混乱など無く順調に1周目が終わろうか……という時、
トップのマシンがいきなりピットイン!トラブル!?
<<1分後>>
あ、出てきた。どうやら作戦だった模様。
ここで少し補足しておくと、BSカップでは各マシンに1回のピットインと停止
(ピットイン〜ピットアウトまで1分間掛けなければならない)が義務付けられているんですね。
で、タイミングは完全に任意なんですが本当にそんな大胆な作戦を実行する人が居るとは。

さてその頃Fatalはというと、前の車を微妙に抜きあぐねて悶えてました。
周りが全く見えてないらしく挙動が怪しくて、
コーナー入り口で半車身突っ込んだりしても全く引いてくれない。
何度もぶつかりそうになりながら「先にピットインしちゃおうかなぁ……」なんて考えてたら
向こうが最終コーナーでわずかにミス。
「そこだ!」と綺麗にインを差し、真横に並ぶ。
こっちの車の方が加速が良いのを解ってたので1コーナーまでには余裕で抜けるぜ、
ってあれ?ちょいとお兄さんもうすこしそっち寄ってくれないと俺が通る場所が無いっってばおあーー(;゜Д゜)

……タイヤバリヤ蹴散らしながらコースアウト(つдT)

すぐに復帰しようと思いましたがフロントバンパーが曲がってたので無理でした。
代わりの車を出してもらいレースは続けられたものの
集中力切れちゃってヘロヘロでした。結局Fatalはそのまま最下位。
その彼にあとで聞いたら「レース」は初めてだったらしく、
他の車にもぶつけたりしまくっちゃったらしい。
て事はあの場合「無理矢理押しのける」が正解だったのかなぁ?
まぁ、一言謝ってもらったし、こっちも怪我とか無かったんで俺は別にいいんですが。

レースはその後「いきなりピットイン大作戦」をかました11号車がきっちり追い上げて優勝!
そして2位には吉川君が!!

しばらく見ない間にずいぶん速くなったなと思ったら、
なんでも新東京サーキットでKTに乗りまくってたそうな。
来年からの風来旅団の団体戦でも頼りになりそうです。

……

今年も一年、多くの人にお世話になりながら沢山モータースポーツを堪能しました。
しかし、世間で自然災害が多かったのと関係してるのか知りませんが、
風来旅団の周りでも色々と事故が多かった年でした。
来年はトラブルの少ない年でありますように。

2004年12月16日 Fatalwedge拝