ブリヂストンカップ Round 11@アップルフォーミュラランド

11月13日、アップルフォーミュラランドにてブリヂストンカップ30分耐久レースが行われました。
10月は台風の影響で中止となっていたため2ヶ月ぶりの開催、
また風来メンバーは古田さんのクラッシュで9月のレースをキャンセルしていた為
実に3ヶ月ぶりのアップル走行です。

まずはドライバーズミーティングのあと車両抽選があったのですが、いきなりどよめきが。
この日大当たりの2号車をよりによって激速小学生渡辺君が引きやがります。
大喜びする渡辺君と対照的に他のドライバー全員にしょんぼりしたムードが漂う中フリー走行へ。

奥村、古田の両名は早めに現地入りして何本か走行をこなしてたようですが、
Fatalはぶっつけ本番だったのでフリー走行のうちにどうにか感覚を取り戻すべく
冬の夜の冷たい路面に悪戦苦闘しながらも自分ではそこそこ納得いく走りができた……
はずなのにバンバン抜かれる。
以前苦手だった1コーナーの突っ込みもかなり改善できて、
前車と距離を縮めて「おっしゃー!」と思ってもその後の高速コーナーで離される。
インフィールドでほんの少しでもミスした車が居ればサクっと抜くのに、
ホームストレートに戻ってくるとミスしなくてもサクサク追い抜かれる。
「ひょっとしてこの車、外れ?大外れ?」
なんて思いながら予選に挑むとやっぱり37秒台というイマイチなタイム。
この時点でFatalの頭の中は「レース」から「プラクティス」に変わりました。

レース本番は大きな波乱もなく、
ほぼ予選通りの順位のまま時間が過ぎていきました。
もうすぐゴールだなー、なんて頭の隅で考えながら3連コーナーに突っ込もうとした瞬間、
スピンしたマシンが視界に入る。あの青いスーツは……奥村さん!?
あとで聞いたら軽い接触があったとの事で、順位を落としてしまい残念そうでした。
Fatal自身にはドラマチックな出来事は何も無し。
コーナーで追いつく→ストレートで離される→またコーナーで追いつく→ストレートでまた離される、
の繰り返しで30分間切なさだけが蓄積していきました(つдT)
結局レースは予想通り渡辺君が優勝、奥村5位、Fatal9位、古田11位という結果に終わりました。

表彰式も終わり、さて帰るか……と思ったら以前にもあったFJ1600の試乗会があるとの事。
しかも前回は3周で2000円かかったのが、今日のレースに出た人は無料!
こりゃ乗るしかないでしょ、と免許を持ってない奥村隊長を置いてけぼりに古田さんと二人で試乗に向う。
デモランを見学した後、順番などは特に無しとの事で早速Fatalが一番手で乗り込む。狭い(´Д`)
足元はまぁ丁度良い位だったんですが、
肩幅が入らなくてはみ出てしまいステアリング操作がかなり窮屈。
どうにか我慢できる範囲だったのでそのまま説明を聞き、
ドキドキしながらエンジンを始動し、ギアを2速に入れクラッチを繋ぐ……お、案外普通の車と変わらんな。
どれだけグリップするかなんて全然解らないので、とりあえず1周目はかなり抑え目に走行。
オーバルに変更されたコースをゆっくり戻ってきて、
最終コーナー立ち上がりでちょっと多めにアクセルを踏みズルーンあわわわわ(゜Д゜)グリップしねぇー!
びくびくしながらもややペースを上げ、
また1周戻ってきて最終コーナーでよーしパパアクセル踏んじゃうぞーズシャァアアア……見事にスピンしました。
その後2度ほどハーフスピンしながらもアグレッシブに走行し、試乗終了。

FJにはコースが狭かった事もあり、これならレーシングカートの方が楽しかったよなーと言うのが正直な感想です。
タイヤが普通のラジアルタイヤであることに加え、
路面もタイヤも温度がかなり低い状態で全くといっていいほどグリップしなかった上、
車重に対するトルクがでかすぎてアクセル操作にかなり気を使いながらのドライブで
本当に「体験」だけという感じになってしまったので、
もし次回乗る機会があれば温まったスリックタイヤでの旋回スピードを堪能できる状況で乗りたいです。
そうすればだいぶ印象も変わると思うんですが。

しかし重冨さんはあんなのよりもっとすごいの乗りこなしてるんだよなー。
改めて尊敬。